なぜ楽天・則本昂大は守護神転向を決断?年俸推移と最新成績から迫る真相
東北楽天ゴールデンイーグルスの象徴として、長年マウンドを牽引してきた則本昂大投手。2013年の鮮烈な新人王獲得、5年連続の最多奪三振など、先発エースとして数々の金字塔を打ち立ててきた右腕は、野球キャリアの円熟期においてクローザー(抑え)へと舵を切りました。百戦錬磨の先発完投型投手がリリーフの最後尾へと回る決断の裏には、指揮官との綿密な対話と、チームの危機的状況を受け止める覚悟がありました。
絶対的守護神として君臨した松井裕樹投手のメジャー移籍に伴うスクランブル登板から、名実ともにパ・リーグ屈指のリリーバーへと進化した則本投手。本稿では、クローザー転向を決断した舞台裏、先発時代からの球速・球種の変化、年俸推移や契約更改の現在地、さらには私生活に関する噂の真相まで、報道各社の取材データと客観的指標を基に徹底検証します。
📌 【この記事の重要ポイントまとめ】
- 要点1:抑え転向の引き金は絶対的守護神・松井裕樹のMLB移籍であり、チームの勝敗を背負う覚悟を持った指揮官からの直接要請を受諾したことにある。
- 要点2:リリーフ専任化により出力全開の投球が可能となり、最速150km/h台後半の直球と代名詞のフォークボールでクローザー初年度から最多セーブ投手のタイトルを獲得した。
- 要点3:大型複数年契約を継続しながら東北楽天の精神的支柱として君臨しており、通算100勝・通算セーブを積み上げる稀有なレジェンド街道を歩んでいる。
【守護神転向の真相】則本昂大がクローザー受諾を決断した決定的な理由
先発投手がリリーフへ配置転換される事例は球界に数多く存在しますが、NPB屈指の通算実績を誇る大黒柱が抑えへ完全移行するケースは極めて異例です。則本投手がこの重責を受け入れた背景には、チーム編成上の絶対的危機と、プロ野球選手としての純粋な闘争心がありました。
直接的な引き金となったのは、絶対的守護神としてブルペンを支え続けていた松井裕樹投手のサンディエゴ・パドレスへの移籍です。球界関係者や当時の首脳陣が明かしたところによると、9回のマウンドにぽっかりと空いた巨大な穴を埋めるにあたり、並大抵のプレッシャー耐性では崩壊しかねないという強い危機感がありました。当時の今江敏晃監督から「9回を任せられるのは則本しかいない」と熱烈な打診を受けた際、則本投手自身も長年培ったプライドと葛藤しながらも、最終的に「チームが勝つためならどこでも投げる」と受諾を決断しました。
特番インタビューや当時の記者会見で語られた言葉を紐解くと、先発としてゲームを作る喜びとは異なる、「試合を締めくくる最後の1アウトを取る緊張感」に新たなモチベーションを見出していた様子が窺えます。先発投手の肩の消耗や年齢的なフィジカルの変化を考慮し、1イニング限定で全エネルギーを解放するプレースタイルへのシフトは、選手寿命を延ばす戦略的選択でもありました。

【データ徹底比較】先発時代と抑え転向後の成績・球速・球種の変化
クローザーへの転向は、則本投手の投球データに劇的な変化をもたらしました。先発時代は100球を超える配球を見据えてペース配分を行っていましたが、リリーフ転向後は1イニングに全エネルギーを注ぎ込むスタイルへと変貌を遂げています。
公式記録やトラッキングデータが示す顕著な変化は、平均球速の上昇と投球パターンの純化です。最速158km/hを記録した直球の威力は衰えるどころか、短いイニングに特化することで常時150km/h台中盤を安定してマーク。これに加え、打者の手元で鋭く落ちる決め球・フォークボールのコンビネーションが極めて高い空振り奪取率(Whiff%)を叩き出しています。
| 項目 | 先発全盛期(2014〜2018年平均) | 抑え転向後(クローザー期) | 編集部の見解・評価 |
|---|---|---|---|
| 平均投球回・起用法 | シーズン170〜200回(完投型) | シーズン50〜55回(9回専任) | 球数管理が徹底され、肩肘の瞬間最大出力を活かす運用へ適応。 |
| ストレート平均球速 | 約148.5km/h | 約152.8km/h(約4km/h上昇) | ペース配分を排除したことで、直球の空振り率が顕著に向上。 |
| 主要な球種配分 | 直球45%、スライダー25%、フォーク20%、カーブ・チェンジアップ | 直球55%、フォーク35%、スライダー10% | 絶対的な2球種(直球とフォーク)でねじ伏せる典型的な剛腕守護神型へ。 |
| 主な獲得タイトル・実績 | 最多奪三振(5年連続)、新人王 | 最多セーブ投手賞(転向初年度32S) | 先発・救援の双方でパ・リーグ頂点タイトルを獲得する偉業を達成。 |
転向初年度からセーブ王のタイトルを手にした実績は、単なる適性の高さを超え、ブルペンでの調整法やマウンドでのメンタルマネジメントを短期間で再構築したプロフェッショナリズムの賜物です。
年俸推移と契約更改の実態|大型契約の現在とFA移籍の噂を検証
則本投手のキャリアを語る上で欠かせないのが、2019年シーズン開幕前に結ばれた「7年総額21億円超(推定年俸3億円+出来高)」という国内屈指の超大型契約です。当時、メジャー挑戦や国内他球団へのFA移籍が噂される中、球団への強い愛着を示して結んだこの契約は、東北楽天の歴史において極めて象徴的な出来事でした。
契約更改の節目ごとにファンの間で話題に上るのが「国内・海外FA権の行使やトレード移籍の可能性」です。ネット上では「契約満了後に他球団へ移籍するのではないか」という憶測が定期的に浮上しますが、報道各社の取材や本人の公式発言を総合すると、球団に対するロイヤルティは揺らいでいません。毎年の契約更改の場でも、個人成績の評価以上に「チームをどう勝たせるか」「若手投手陣の模範としてどう振る舞うか」という組織全体の課題に言及する場面が目立ちます。
30代中盤を迎える現在、通算100勝を達成した名投手が守護神としてセーブ数を積み上げる姿は、名球会入りへの新たなルート(通算勝利と通算セーブのハイブリッド評価)としても球界の注目を集めています。

ネットを騒がせた私生活の真相|結婚・再婚騒動とメディア報道の歪み
グラウンド内で圧倒的な輝きを放ち続ける一方、インターネットの検索窓で則本昂大と入力すると「結婚」「離婚」「再婚」といった私生活に関するワードが並びます。これらは2021年春に週刊誌各誌が報じた、元妻との離婚および知人女性との再婚・第3子誕生を巡る一連の報道に起因しています。
当時の報道では、高校時代からのマネージャーであった元妻との別離の経緯がセンセーショナルに報じられ、ネット上では激しい批判や憶測が飛び交いました。アスリートのプライベートに対する週刊誌報道は一面的な切り取りや誇張が含まれるケースが少なくありませんが、この報道以降、一部のネットコミュニティで家庭問題に関する偏ったイメージが固定化されたことは事実です。
しかし、グラウンド上での則本投手の姿勢は一貫していました。スキャンダル報道直後もマウンド上では決して言い訳をせず、自らの投球と鍛錬で責任を果たす姿勢を崩しませんでした。現在、再婚相手との生活基盤を整え、公私の境界線をしっかりと引いた上で野球に没頭する姿は、球団関係者や熱心なファンからも「マウンドでの圧倒的な結果こそがプロの証明である」と冷静に受け止められています。
【実態検証】利用者の生の声と現場目線で見えたリアル
楽天モバイルパーク宮城のスタンドにおいて、則本投手がリリーフカーに乗ってマウンドへ向かう瞬間のボルテージは、現在のイーグルスにおける最大のハイライトとなっています。
スタジアムに鳴り響く入場曲(登場曲)とともにビジョンに映し出される守護神の姿に対し、球場に詰めかけたファンやSNS上では熱狂的な声が寄せられています。
「先発時代は長い回を投げるための力感が好きだったが、今の9回の気迫は鬼気迫るものがある。球場の空気が一瞬で引き締まる」(30代・年間シート保持者)
「松井裕樹投手が抜けてどうなることかと思ったが、則本投手がマウンドに立った時の安心感は別格。ピンチで吠える姿を見ると、東北にイーグルスがあって良かったと心から思える」(40代・仙台在住ファン)
一方で、掲示板やSNSでは「連投がかさんだ際の勤続疲労が心配」「劇場型(走者を背負ってからの奪三振劇)になると心臓に悪い」といった、守護神特有のスリリングな試合展開に対する愛ある本音も散見されます。ただ、そうした声も含めて、杜の都のファンが全幅の信頼を寄せる存在であることに変わりはありません。
【プロの結論】キャリア後半の配置転換に見る組織論とベテランの生存戦略
則本投手のクローザー転向成功は、プロ野球の枠組みを超えて、一般社会の組織論やキャリアトランジション(職業的転換期)の観点からも極めて示唆に富む事例です。
スポーツ心理学や組織行動学の知見では、第一線で実績を挙げたベテランが役割変更を受け入れる際、「過去の成功体験への執着」と「自尊心の防衛」が最大の障壁になると指摘されます。先発完投という最高峰のステータスに固執せず、組織の緊急事態に際して即座にマインドセットを「1イニングの破壊力」へと切り替えた柔軟性は、ベテランの生存戦略として理想的なモデルケースです。
自らの強み(ストレートの威力、強靭なメンタリティ)を再定義し、新しいポジションで第一人者となる。この潔いキャリアシフトは、環境の変化に直面するすべてのビジネスパーソンや組織のリーダーにとっても、深い学びを与えるプロセスと言えます。

【則 本 楽天】に関するよくある質問(FAQ)
Q1:則本投手が先発から抑え(守護神)へ転向した一番の理由は?
A1:MLBパドレスへ移籍した松井裕樹投手の後任として、9回のプレッシャーに耐えうる投手が不可欠だったためです。首脳陣からの「お前しかいない」という打診に対し、チームの勝利を最優先に考えた本人が受諾しました。
Q2:則本昂大投手の現在の年俸や契約形態はどうなっていますか?
A2:2019年に締結された7年総額21億円規模(推定年俸3億円+出来高)の大型契約を結んでおり、球団の顔として高水準の処遇が維持されています。東北楽天に対する愛着が非常に強く、精神的支柱としてチームを支えています。
Q3:球速や持ち球(球種)に転向後の変化はありますか?
A3:1イニング限定の登板となったことで平均球速が約152〜153km/hへと約4km/h上昇しました。持ち球は多彩ですが、現在は最速150km/h台後半の直球と落差の大きいフォークボールの2球種を軸に据えた、力勝負の投球スタイルを確立しています。
Q4:私生活の離婚・再婚の噂は本当ですか?
A4:2021年に元妻との離婚と一般女性との再婚、お子さんの誕生が週刊誌等で報じられた経緯があります。一連の報道直後はネット上で様々な憶測を呼びましたが、本人はグラウンド上での結果と真摯なプレー姿勢でプロとしての責任を示し続けています。
まとめ:東北のレジェンドが刻む新たな歴史と今後の焦点
先発エースとしてパ・リーグを席巻し、今また絶対的クローザーとして最後の1枠を守り抜く則本昂大投手。そのキャリアの軌跡は、チームへの献身と自らの進化を止めない飽くなき探求心によって彩られています。
先発通算100勝の金字塔を打ち立てた右腕が、抑えとしてセーブ数をどこまで積み上げ、どのような伝説を後世に残していくのか。東北のファンのみならず、プロ野球を愛するすべての観客の視線が、9回のマウンドで咆哮する背番号14へと注がれています。 (出典: 則 本 楽天(Yahoo!ニュース))